混濁した意識の中、「神がいるなら救ってもらえ」という嘲りを遠く足元に聞き、「神は私を見捨てられるのか」という絶望にも耐え、世の人々の同じような絶望の声も自分のうちにしっかり抱きながら、イエスは最期の思いを神に捧げる。「いいえ父よ、この深い絶望の淵にあって、私の霊と、苦しむすべての人々の魂を、あなたの御手に委ねます。」(※1 3/16参照)重苦しい沈黙の中、七つのみ言葉がイエスの唇から降る。イエスは息を引き取り、地震の轟きが響く。成し遂げられた。弟子たちは、静かに涙を流す。
イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者たちの体が生き返った。
-マタイによる福音書27章50-52節-
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諸行事開催可否に関わる苦渋の判断を迫られる日々。
大変残念ですが、8月14日(金)に川口リリアホールで開催予定の「パイプオルガンコンサート」を7、8月予定のリハーサルとともにキャンセル致しました。
この日を目指し、寸暇を惜しんで練習に励んでおられる皆様には大変申し訳なく思っております。現在も教会では通常活動再開の目途が立たず、参加者確保も広報活動も難しく、経済的困難が予測される時、ホール側が「コロナウィルス感染症を理由とするキャンセルは、全額返金」を申し出ておられるので、この際一旦仕切り直し、来年8月分の抽選に臨みたいと考えました。2021年8月のリリアホールで、さらにレベルアップした大きな感動を多くの皆様にお届けできるよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。