愛・喜び・平和~今日、この日に感謝をこめて~

hildy.exblog.jp ブログトップ

神を探し求める(3)

a0142083_1639319.jpgドイツの聖オッティリエン修道院からエレミアス神父様をお招きして行われた、5月のオブラーテの集いの講和のつづきです。個人的な録音を自分自身の勉強のために、個人的に翻訳しました。公式のものではありませんが、参加出来なかった兄弟姉妹方のお役に立てれば幸いです。(5月13日と18日の記事の続きです)

「耳ある者は、〝霊〟が諸教会に告げることを聞くがよい。勝利を得る者には、神の楽園にある命の木の実を食べさせよう。」
-ヨハネの黙示録2章7節-

《5月11日オブラーテの集いにおける、エレミアス神父様の講和~修練について~その3》

聖ベネディクトは良い熱意について度々語り、戒律の終わりには72章全体でこれについて述べています。実際この章は、最も大切なことを纏めた総まとめです。重要なのは、愛を育む熱意であることです。悪い熱意についても聖ベネディクトは言及していますが、今ここで詳しく取り上げるつもりはありません。

聖ベネディクトは、いわゆる修練者の熱意についても触れています。聖ベネディクトも知っており、また修練長なら誰でも知っているように、修練者の熱意はある種の賜物ですが、それについて喜び過ぎない方が良いでしょう。修練者の熱意は初めの熱意であり、最初に燃える心です。修練者の熱意は、ほとんどの場合、修練期だけにあり、修練期の経過とともに次第に消えて行きます。

時と共に深まる熱意は、忠実と関連しています。修練者の熱意は燃える恋のようなもので、誠の熱意は夫婦が互いに持つべき愛のようなものです。聖ベネディクトの教えは、両者をはっきり区別しています。修練長時代に私も、前者のタイプの熱意を度々体験しました。今、全く新しい生活が始まる、古い罪と悪を捨て去ることが出来て、今、大いなる完全な生活に入る、と若い人々は考えて、他の人々にも説明します。しかし多くの場合、この熱意の炎は長持ちしません。

このような熱意に対しては、少し疑った方が良いです。大切なのは、続くものです。修道院の祈りの時間だけでなく、その他に毎日2~3時間聖堂へ行きたかった修練者を知っています。彼は数週間それを行い、そして辞めました。その後、その人を修道院から出さなければなりませんでした。お金を盗んだからです。聖ベネディクトは、この最初の熱意を信用しませんでした。その時の感情ではなく、長続きする、生活の中で形作られる愛が大切です。

7節における第三の要素は、従順です。つまり、修練者は従順に対する熱意を修練期に試されます。従順は、聖ベネディクトの戒律全体のキーワードです。従順という言葉は、ラテン語でもドイツ語でも「聞く」という言葉から来ています。戒律の最初の言葉を覚えていますか。「聞け」という言葉です。聖ベネディクトの人間学は、まさに従順の人間学です。

人間は本来、神に対して開かれた、聞く関係を持っています。アダムの罪によって、人はこの関係を失いました。アダムは不従順で、私たちの中に不従順をもたらしました。人生の目的は、再び神に立ち帰ることです。それは、私たちが従順である時に実現します。自ら従順であったイエス・キリストを通して、私たちはこれを学びました。フィリピの信徒への手紙に「死に至るまで従順でした」と書いてあります。自ら従順であったイエスに似た者となることによって、私たちは父へと至ります。これが聖ベネディクトの人間学であり、神学です。従順がキーワードです。そしてこのキーワード、徳のキーワードは、もちろん既に修練期に試されます。ある人が本当に従順に生きたいかどうか、修道院でこの人生の目的に到達することが出来るかどうか。

聖ベネディクトは色々な種類の従順を知っていました。彼はもちろん修道院長に対する従順について書いています。また、お互い同士の従順についても語っています。それは階級によらず、兄弟に対する従順です。聖ベネディクトに従う生活のこの要素をオブラーテとして実現することは、難しいと感じるのではないでしょうか。修道院長は遠く離れていますし、兄弟達に会うのも週に一度、あるいは月に一度です。何年か前にこの場所で、この問題について話しましたが覚えている方があるでしょうか。院長に対する従順や兄弟に対する従順の他に、自らの日常生活に対する従順というものもあります。(つづく)
[PR]
by hild_yam | 2013-06-02 17:04 | ベネディクト会オブラーテ | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://hildy.exblog.jp/tb/17886474
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ss at 2013-06-03 15:20 x
pcをW8に変えました。漸く動画を見ることができます。
これからのご活躍もお祈りします!
Commented by hildy at 2013-06-04 11:54 x
s.s.さん、
いつもご訪問、コメントありがとうございます。
お体お大事に、今秋はお会いできると良いですね♪
line

オルガニスト 山田早苗 Official Blog☆聖書の御言葉と写真で綴る日記


by hildy
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30